塩竈はとても長い歴史を持つエリアである。東北鎮護・奥州一宮として、平安初期にはすでに東北最大の神社として厚い崇敬を受けていた鹽竈神社や御釜神社など神社が多い。この地域はその名前にあるように塩作りで有名な地域であった。鹽竈神社の境内にある鹽竈神社博物館は神社の宝物類をはじめ、海や塩に関する資料を展示してる。また、近くには坂上田村麻呂で有名な多賀城跡がある。これは陸奥の国府、鎮守府として置かれた多賀城の中核部分で。面積は約102haにもおよび、平城宮跡・大宰府と並んで日本の三大史跡の一つに数えられている。